概要

はるか昔から人類は動植物や微生物といった生物資源をたくみに利用して社会を発展させてきました。その一方で食料問題や環境問題など、直面する課題も大きく、深刻になっています。本学で学ぶ「生物資源学」とは、そのような人と地球が抱える問題を解決するために、さまざまな分野からアプローチしていく総合科学のこと。環境に配慮しながら資源を利用していける社会を実現するという壮大な試みです。生物資源学の最前線に立ち、地球の未来を担う人材を育てる私たちはこう考えています。

この学問は大きく、複雑だ。
だからこそ、この学問は面白い。

筑波大学は、東京教育大学の移転を契機に、そのよき伝統と特色を生かしながらも、大学に対する内外からのいろいろな要請にこたえるため、わが国ではじめて抜本的な大学改革を行い、1973年(昭和48年)10月に「開かれた大学」「教育と研究の新しい仕組み」「新しい大学自治」を特色とした総合大学として発足しました。1975年(昭和50年)には、東京教育大学農学部・農学研究科を母体として農林学類・農学研究科が設置されました。以来、最先端の農学教育・研究を通して、社会で先導的な役割を果たす多くの高度専門職業人・科学者・教育者を養成してきました。

筑波大学の現在の農学教育・研究は主に生物資源学類(学士課程)、生物資源科学学位プログラム(博士前期課程)、農学学位プログラム(博士後期課程)及び生命農学学位プログラム(博士後期課程)が担っており、初心を忘れず、常に時代を先駆ける農学教育・研究を目指して、努力を続けています。

<学士課程>

生命環境学群

<博士前期課程>

理工情報生命学術院・生命地球科学研究群

<博士後期課程>

理工情報生命学術院・生命地球科学研究群