学類長あいさつ

生物資源学類を志す皆さんへ

生物資源学類長 内海 真生    

2023年11月、世界人口が80億人を超えたと国連から発表がありました。人間も他の動物と同様に、生きていくためには食べ物と水、そして生活できる環境が必要です。今後も人口は増えていくことから、食料の問題を考えなければなりません。その他、気候変動に伴う環境変化、環境維持・保全の問題にも直面しています。これらの課題解決に取り組み、持続可能な社会を構築していくためには生物資源学の考え方が必要で、農学や森林科学、応用生命化学、環境工学、社会経済学などの分野からの多面的なアプローチが求められています。生物資源学類では、動植物から微生物に至るまでの多様な生物資源を理解し、地球規模から分子レベルの課題まで、広い視野と高い専門性を持って取り組むことができる人材の育成を目指しています。そのために、幅広い分野の授業に加え、野外や農場での演習・実習、室内実験、海外インターンシップなど多くの科目を開講しています。また、学類に在籍する留学生が多く、留学する学生も多い国際的な学類です。 

本学類で皆さんが楽しく学び、社会に貢献できるような人材に育っていくことを期待しています。教職員一同、皆さんのご入学をお待ちしています。