授業風景:農林生物学実験

農林生物学実験は生物資源学類・農林生物学コースの3年生を対象にした実験で、代表的な資源生物を観察することから始め、生物生産を行う上で基盤となる資源生物の形態、生理、生態学的なとらえ方を学び、その特性について理解を深めるための基礎的知識と技術の取得を目的としています。

春AB(第1回から第10回)では、農林生物学の基礎的技術と解析法を習得するため、受講生全員が下記の実験課題に取り組みます。秋ABでは第12回から第14回をモジュール1、第15回から第17回をモジュール2、第18回から第20回をモジュール3とし、各モジュールには複数の実験課題を設定しています。モジュール1と2では、受講生は実験課題を1つ選択し、2つの異なる実験課題に取り組みます。モジュール3では、4年次で配属を希望する研究室が推奨する実験課題に取り組みます。

<春AB>
第1回:ガイダンス・試薬作製と調製
第2回:天然基質からの菌類の分離1(分離培養)
第3回:天然基質からの菌類の分離2(形態観察)
第4回:植物のDNA多型の解析1(ゲノムDNAの抽出とPCR)
第5回:植物のDNA多型の解析2(ゲル電気泳動による増幅産物の確認)
第6回:資源植物由来タンパク質の分離 /資源植物の光合成測定
第7回:資源植物の光合成測定/資源植物由来タンパク質の分離
第8回:野外調査法(里山見学)
第9回:植物細胞の性質と細胞分画(プロトプラストからの核の単離)
第10回:実験廃棄物の適切な処理法(廃液処理施設の見学)
第11回:秋学期のオリエンテーションと学習プログラム作成

<秋AB>
第12~14回:モジュール1
第15~17回:モジュール2
第18~20回:モジュール3