授業風景:自然地域計画実習

自然地域計画実習は、世界文化遺産になった富士山を対象として山麓の製紙工場などで木質バイオマス利用について学んでから、山麓の森林から森林限界に至る多様な自然と文化がどのように計画・管理されているか実地に学ぶことを目的としてます。本年度は下記のスケジュールで実習を行いました。

準備会:資料に基づいて、フィールドでの活動計画や班編制、GPSの使い方の確認作業を実施する。

1日目:JR富士駅に集合し、製紙工場見学後山麓にある村山浅間神社等の文化資産を見学しながら山の村へ移動。夜には木質バイオマスを中心とする生態系サービスについて議論する。

2日目:GPSを携帯して平安時代に遡る村山古道を森林限界である宝永山付近(標高2,500m)まで辿りながら、地形地質や植生、文化遺産を観察し、公園計画におけるゾーニングについて学ぶ。夜には世界文化遺産や有料化などについて議論する。

3日目:山の村周辺の「まなびの森」において、獣害防止用のチューブの管理および剪定などの森林の管理について学ぶ。夜にはカシミール3D等にGPSデータをダウンロードし、レポートを作成する。

4日目:朝食、清掃後解散。