先輩に聞きました:田口新太郎さん(社会経済学コース)

このコースに進学した動機を教えてください

自分が生きている社会の中で、ほかの人々がどのような考えを持って日々の暮らしを営んでいるのかということに日ごろから関心を持っています。 新しい運動を起こす人々の心を動かしたものは何であるか、中でも山村という閉鎖的な空間で、社会全体から見れば取るに足らない小さな動きを見せる人々。 彼らの一挙手一投足に注目して、自らが今できることに力を尽くそうと思いこのコースを選びました。

卒業研究のテーマ・内容について紹介してください

山間地域の財産区という伝統的な形態を持つ集落で、新らたな森林管理の方法にチャレンジしている人々の活動について研究を行っています。 古くからのしきたりを持つ集落で新たな活動を興す契機は何であったのか、そして何を生み出したのか。それらを明らかにします。

このコースで学んだことを将来どのように役立てたいですか?

些細なことに注目して、どんどん掘り下げていく力が微弱ではありますが身についたと思っております。社会に出ても小さなこと、違和感を持つことに対して、 ただ受け身の姿勢をとるのではなく、自らが行動を起こし、社会に対して爪痕を残せるように日々を過ごしていきたいと思います。

将来の生物資源学類の学生の皆さんにメッセージをお願いします

生物資源学類は幅広い専門分野を持っており、チャレンジしてみたいことがきっと見つかると思います。その時、自らの意思を持って物事に取り組み、 己の探究心のおもむくままに、日々の生活を送ってみてください。自分の意志さえ持っていれば、どんなことからも成果を得ることができると思います。