先輩に聞きました:久保俊貴さん(社会経済学コース)

このコースに進学した動機を教えてください

農業に関する問題は多々あれど、そのほとんどは消費者に関係していると考えていました。社会経済コースでは社会科学が研究対象になっており、「人」を研究対象にすることが出来ます。消費者がどのような野菜を購入したり、どういった産品を求めているのかを研究したいと考えこのコースに進学しました。

卒業研究のテーマ・内容について紹介してください

農産物に置ける認証制度、特に「地理的表示」という物を研究しています。地理的表示は2015年に始まった制度で欧州ではワインやチーズなどに古くから導入されています。私はこの制度がどのような経緯で日本に導入されるようになったのかをテキスト分析を用いて考察しています。

このコースで学んだことを将来どのように役立てたいですか?

いつの日になるかわかりませんが故郷の福井県にて、農業や食という観点から地域活性化に繋がる事がやりたいと考えています。社会経済コースの講義では多くの農村活性化の成功事例や失敗事例について学びます。将来、このことを活かして故郷をより元気で魅力的な街にしたいです。

将来の生物資源学類の学生の皆さんにメッセージをお願いします

生物資源学類には同じ研究対象を扱う研究室であっても、研究室ごとに様々なアプローチ方法を持っています。また、その対象も本当にたくさんあります。入学時には漠然としかやりたいことがわからなくても講義を通して、必ず、自分のやりたいことを見つけることが出来ると思います。全力で自分のやりたいことをやり抜いて下さい。