先輩に聞きました:後藤珠季さん(農林生物学コース)

このコースに進学した動機を教えてください

私は入学当初から植物に興味があったため、2年生までは農林生物学コースと応用生命化学コースに絞って受講していました。その中でも、植物体内でどんなことが起こっているのかということに興味を持つようになり、植物生理を学ぶことのできる農林生物学コースに進学しました。

卒業研究のテーマ・内容について紹介してください

学類4年から修士1年の現在まで、トマトに含まれるGABA(ギャバ)の蓄積メカニズムに関する研究をしています。GABAとは健康機能性成分として注目されているアミノ酸です。トマト果実内でGABA代謝がどのように調節されているのかは、いまだ明らかになっていません。卒業研究では、この代謝経路に関与していると思われる遺伝子の組換え体を作出しました。修士でも組換え体の評価を続け、代謝経路の調節遺伝子を特定することを目標としています。

このコースで学んだことを将来どのように役立てたいですか?

学類生のときに学んだ知識を今後の研究活動に生かすとともに、さらに深い知識を身につけられるよう努力します。また授業の予習復習、試験勉強をこつこつと続けたように、大学院での研究や、今後社会に出て大きな課題と向き合うようなときにも、挫けず着実にこなしていきたいと思います。

将来の生物資源学類の学生の皆さんにメッセージをお願いします

生物資源学類にはさまざまな専門分野があります。決してコースのイメージにとらわれず、自分の興味に合った専門分野を含むコースを選んでほしいと思います。コース選択の前にぜひ、研究室に所属している先輩の話を聞いたり、研究室見学に行ってみてください。みなさんが、自分自身にとってベストなコースや研究テーマに出会えるよう願っています。