目黒区駒場野公園内にあるケルネル水田は、明治 11年に開校した駒場農学校の一部であり、 近代農学研究と農業教育の発展の礎をつくった試験研究田圃です。駒場農学校はその後本郷に移転しました（現在の東大農学部）が，そこから分離・独立して開校した東京農業教育専門学校は，現在の筑波大学生物資源学類のルーツとなっています。本校は昭和22年から同校あるいはその後の東京教育大学の附属校として，毎年ここで欠かさず水田学習を行いながら、これまでも数回、維持管理のための補修工事を行ってきました。しかし最後の修繕から40年近くが経ち、土の劣化や水もれ、水はけ不良など、持続的な水田活用に大きな支障が生じています。 歴史ある大切な水田をこれからも維持し、農学遺産として未来に継承するためのプロジェクト（7月31日までの募集）に、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。