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出前講義一覧


農林生物学コース

コード 講義題目 担当者 講義概要
生物系1 作物の誕生と多様化 奥野員敏
(教授)
およそ一万年前、私たちの祖先は植物を栽培化(作物の誕生)するようになり、狩猟採集から農耕へ移ったと考えられています。 地球上に生息する陸上植物30万種のうち、人間が栽培化した植物は5千種にすぎません。作物の多くは南緯23.5度~北緯23.5度 の地域で誕生し、その後、地球上に広く伝播し、人間の手を経て多様な作物品種へと分化しました。作物の誕生、その後の進化、 人間による改良と多様化などについて、興味がわくような話題を提供します。
生物系2 生物多様性と私たちの暮らし 大澤 良
(教授)
生物多様性はなぜ大切なのか?生物多様性を守ることには、人にとっての価値と人の利害から離れた価値とがあります。 生物の多様性を失われてはいけないもの、尊いものと考える理由を高校生と一緒に考えてみたいと思います。
生物系3 暮らしの中のDNA 野村港二
(准教授)
私たちが生きていることは、DNAなしでは語れません。生まれる、おいしく食べて健康を保つこと、豊かな地球を保つ こと...。どれにもDNAが関わります。本講義で生きていることとDNAの関係を考えます。
生物系4 地球温暖化と砂漠化に挑む作物学 志水勝好
(講師)
世界の平均気温の上昇は、作物栽培に大きな影響を及ぼします。また、砂漠化を防止しなければ農耕地が減ってやはり 食糧問題が深刻化します。こうした地球温暖化と砂漠化の現状について解説するとともに、これらの問題に対して作物学の 研究者はどのように対処しているか、最近話題のバイオディーゼルフューエル、バイオエタノールの問題を含め、 そのユニークなアプローチを紹介します。
生物系5 遺伝子と組換え植物 江面 浩
(教授)
分子生物学の進展により、我々の生活の中に“遺伝子”という言葉を見かける機会、耳にする機会が増えている。 特に、遺伝子組換え植物に関する話題は数多く発信されてます。そこで、遺伝子組換え植物研究の過去、現在、未来について、 身近な話題を示しながら解説します。
生物系6 窒素と植物と人間の暮らし 福田直也
(准教授)
窒素(N)は地球上どこにでもある元素である。しかし、このNなしに生物は生存できません。この講義では、 微生物や植物N同化などのN循環から、地下水のN汚染、食品中のNO3-N問題まで、Nに関わる最新のトピックを、簡単な 実験を交えながら講義します。
生物系7 植物の環境適応
-冬にむけて寒さに備える落葉果樹
瀬古澤由彦(助教) 植物は季節の変化にともなう環境の変動に対応して、自分の生活環を自然の環境周期に同調させています。そのような 植物の適応行動のなかでも、季節変化にともなう永年生植物の生理的変化やその制御のしくみなどについて、主に 落葉果樹を例に紹介します。
生物系8 生殖系列キメラとは何か-その原理と応用- 田島淳史
(教授)
生殖系列キメラとは、生殖巣内に自己と非自己の生殖細胞が共存している状態を指します。近年、鳥類において 生殖系列キメラが作出されたことにより、希少鳥類の遺伝資源保存が可能になりました。本講義においては、鳥類に おける生殖系列キメラ作製の原理と今後の可能性についてわかりやすく解説します。
生物系9 私たちの暮らしを支える多様な作物 林 久喜
(教授)
ヒトは植物を作物として利用しています。作物には私たちの食糧として利用するものばかりでなく、繊維、油、デンプン、 嗜好料、ゴム、薬など、実に多様な作物を様々な用途で利用しています。作物とは何か、ヒトはどんな作物を栽培してどんな 用途で利用しているのかについて、多くの写真を用いて紹介します。
生物系10 昆虫の超能力を探る
-基礎から応用まで-
本田 洋
(教授)
「昆虫」は地球上で最大の動物群です。 「昆虫」というと、イモムシやゴキブリなどの害虫をイメージしがちですが、 彼らは私達が想像もできないすばらしい能力を持っています。このような能力とはどのようなものか、またそれらを研究する ことで、将来どんな新しい技術が生まれるか、について考えます。
生物系11 世界の植生 中村 徹
(教授)
世界の熱帯~寒帯、森林~沙漠の植生がどのような環境条件でどのように成立するのかを、写真を多用して解説します。

応用生命化学コース

コード 講義題目 担当者 講義概要
化学系1 バイオディーゼルによる循環型社会の構築 野村名可男
(准教授)
世界的な化石燃料需要の拡大・地球温暖化の促進からバイオマス燃料への期待が高まっています。 本講義では、バイオマス燃料の中から、植物油を原料としたバイオディーゼル燃料を取り上げ、その実用化までの課題、 さらにバイオマス燃料利用における、世界の中での日本の役割についてわかりやすく解説します。
化学系2 バイオスフェア(生物圏)-生物同士の化学を介した コミュニケーション- 富田-横谷香織(講師)
人の手で地球を作ろうとするとどんな問題が出てくるのでしょうか。そして、それはできるのでしょうか。 過去に挑戦された例を紹介しながらお話します。そして、特に生物と生物の間で交わされる化学物質を介したコミュニケーション について、幾つかの例と共にその現象としくみについてお話しします。
化学系3 地球を救う小さな微生物 内山裕夫
(教授)
微生物の中でも細菌(バクテリア)は小さくて肉眼では見えないが、様々な機能を持ち、農薬・有機溶剤・ プラスチックなどの人工合成物も分解出来る小さな巨人です。微生物を使ってかけがえのない地球環境をどの様にして汚染から 守ったらよいのか、一緒に考えます。
化学系4 細胞の機能を高度に利用した有用物質の生産 青柳秀紀
(准教授)
微生物、植物、動物の細胞は様々な機能を有している。これらの機能を高度に活用することで医薬品や 食品など様々な有用物質の生産が可能になる。この分野のおもしろさ、歴史および最近の動向について簡易にお話ししたい。
化学系5 大学4年間でできること・できないこと
-バイオサイエンスを目指す人へ
馬場 忠
(教授)
大学がどんどん変化しています。大学が中学や高校と違うところは、「研究」ということをしている 点ではないでしょうか。将来、生命科学を目指す人に大学4年間でできることとできないことを私の経験をふまえて 説明します。ぜひ、魅力ある大学、学部、そして研究室(先生)を選んでくださいね。
化学系6 遺伝子と疾患 柳澤 純
(教授)
人体の設計図である遺伝子の変異は、さまざまな病気を引き起こすことが明らかになってきた。 本講義では人間の病気を遺伝子・蛋白質レベルで解析するともに、これらの知見の応用を考えます。
化学系7 食品成分の機能
-その光と陰-
吉田滋樹
(准教授)
近年、食品中の機能性成分が注目され、健康食品が市場にあふれています。本講義ではこれらの 機能性成分に加えて、食品中の品質保持機能、食物アレルギー原因物資などについて解り易く解説します。
化学系8 土の秘密 東 照雄
(教授)
生態系・人間生存の基盤としての土壌が持っている生産・分解・水涵養機能が発揮される土の仕組み (秘密)について、わかりやすく講義します。
化学系9 地球環境問題と土壌 田村憲司
(准教授)
地球温暖化や砂漠化等、グローバルな環境問題が深刻化していますが、土壌の保全が緊急な課題とされています。 本講義では、地球環境問題に土壌が果たす役割を中心に解説します。
化学系10 生物の不思議
『なんでだろう?』
を化学する
繁森英幸
(教授)
オジギソウの葉が閉じるのはなぜ? 紅葉するのは? ホタルはどうやって光るの? ニンジンを食べると眼に良い? この謎を解く鍵は小さな化学物質にあります。本講義では、不思議で神秘的な生物現象に関わる化学物質の働きを紹介し、 みなさんと一 緒に化学の力を用いて謎解きを行っていきます。

環境工学コース

コード 講義題目 担当者 講義概要
工学系1 人工衛星で環境を監視する 奈佐原顕郎
(准教授)
地球全体で急速に進む環境の変化を、迅速に的確に知るには、人工衛星による監視が有効です。しかし 人工衛星は万能ではなく、観察対象に関するしっかりした理解に基づいて解析することで、初めて力を発揮します。世界の森や 農地、湖、砂漠、海、空、氷河などに、何が起きているのか、最新研究成果をもとに、一緒に考えていきましょう。
工学系2 世界と日本の水資源 佐藤政良
(教授)
人間の生存にとって欠かせない水は、21世紀の最も重要な資源になると考えられている。最も大量の水を使う 農業用水を中心に、水資源と人間の生活との関係を考えます。
工学系3 自然環境とバランスのとれた人間活動のあり方を探る 氷鉋揚四郎
(教授)
自然環境とバランスのとれた人間活動のあり方を探ります。
工学系4 土・水環境の鍵を握るコロイド界面現象 足立泰久
(教授)
ダイオキシン、炭素循環、湖沼の富栄養化、干潟の生物生産性、農地の侵食海洋汚染など、人類が遭遇する 様々な環境問題の解決に、身近なコロイド界面現象を理解することが重要であることを解説します。
工学系5 農作業を支える機械たち-農業ロボットから農具まで-窒素と植物と人間の暮らし 瀧川具弘
(教授)
農業で使われている機械は、国々の現状を反映して様々です。この講義では、先端的な技術を活用した 農業ロボットから簡易な農具までを紹介し、食料生産の現状を理解して頂くのがねらいです。
工学系6 人間の活動と植物と遺伝子 藤村達人
(教授)
人間の活動が活発化し地球上の資源の有限さを認識した時代に突入した。今後は有限な資源を有効に利用する 知恵が必要となる。多様な生物がこの矛盾から地球を救うと期待される。また、遺伝子は生物の多様な活動の秘密を握っており、 それを解明することで、植物の機能をより有効に利用することが出来る。本講義では「地球を救う遺伝子」について紹介します。
工学系7 接着現象って何? 梶山幹夫
(准教授)
木工用ボンドで木材をくっつける、瞬間接着剤で金属を接着する、半田で電子部品を取り付ける、 セロハンテープで封筒の封をする、これらの現象は皆、「濡れ」と呼ばれる現象が働いています。 接着現象および接着剤を はじめとする材料の化学的性質を紹介します。
工学系8 牛乳と牛糞を活かすテクノロジー 北村 豊
(准教授)
牛乳の乳製品への加工技術や牛糞のバイオガスへの変換技術を解説しながら、生物・エネルギ資源の有効利用 の重要性について理解を深めます。
工学系9 田舎が主役?これからの再生可能エネルギー 野口良造
(准教授)
農村社会・地域社会のエネルギー資源、再生可能エネルギーの取り組みとその技術、農業機械のエネルギー 利用についてご紹介します。また、バイオマスエネルギーか食料か、あるいは環境保全か?といった社会的な課題についても 言及します。
工学系10 ヴァイオリンはなぜ木で作る? 小幡谷英一
(准教授)
ヴァイオリンやピアノといったポピュラーな楽器を題材に、木材の精緻なFRP構造(繊維強化複合樹脂構造) と、それに由来する優れた音響特性を解説します。また、最近開発されている新材料と楽器への応用についても紹介します。
工学系11 漆:日本が誇るスーパー天然樹脂 小幡谷英一
(准教授)
漆の優れた耐久性、耐水性、耐薬品性と、それをもたらすマイクロエマルジョン構造について解説します。 また、漆器の歴史や海外での評価についても紹介します。
工学系12 木は鉄より弱い?森林と木材のあるある大誤解 小幡谷英一
(准教授)
木材を使うことは森林森林破壊につながる、木材は鉄より弱い、木造住宅は地震に弱い、といった多くの 誤解を解くとともに、持続可能な社会を実現するために木材がいかに重要かを解説します。

社会経済学コース

コード 講義題目 担当者 講義概要
経済系1 食料品の流通と現代社会 茂野隆一
(教授)
食料品はどの様な経路を経て我々の食卓に届いているのでしょうか。主要な食料品の流通経路を 紹介しながら、近年の動向と課題、食の「安全・安心」との関わりについて解説します。
経済系2 東アジアにおけるFTAの我が国農業
および食品産業へのインパクト
徳永澄憲
(教授)
90年代に入り、世界の各地で自由貿易協定(FTA)の動きが急速に広がっています。そこで、講義では、 FTAの中の輸入関税を両国間、あるいは域内で関税撤廃した場合の経済効果をGTAPモデル(多国間多産業間モデル)を用いて 分析し、その経済政策を解説します。特に、学生諸君に、2国間FTAの関税撤廃のシミュレーション分析をパソコン上で、 自分が一国の首相になったつもりで、政策分析を行ってもらい授業に参加してもらう予定です。
経済系3 今時のお百姓さんはオシャレでカッコいい 納口るり子
(教授)
最近のお百姓さんは、フランス料理のシェフと友達だったり、年商1億円以上を売り上げる 農産物販売会社の社長だったり、バイオテクノロジーの権威だったり、田んぼの生物を消費者と一緒に守る活動し ていたりします。いまどきのお百姓さんから私たちが学ぶことは何かについて、お話しします。
経済系4 「もののけ姫」の時代とその後 -人と自然との共生を考える- 加藤衛拡
(教授)
スタジオジブリのアニメーション映画「もののけ姫」が描いた時代は、実際には江戸時代初期、耕地の拡大 に象徴される「開発の時代」でした。人間が自然を次々に開発して人口は急増しますが、間もなく開発に限界がやってきました。 開発は停止され、人々は限りある土地からより豊かな生産物を得る方法を追求することになります。その結果、土地や生産物を 余すことなく使い尽くし、都市と農村の物質循環システムを確立し、環境重視型の人と自然とが共生する社会が成立しました。 この事実を中心にお話しし、現代における人と自然との共生について考えるきっかけとします。
経済系5 地球環境問題と森林 増田美砂
(教授)
世界の森林の動向、およびリオ条約と総称される気候変動枠組み条約、生物多様性条約、 そして沙漠化対処条約において森林はどのように位置づけられるのかを概説するとともに、それらの条約に関連して 実施された国際協力の現場を紹介します。
経済系6 人が育てる森林の
未来
志賀和人
(教授)
日本の国土の7割は森林です。森林は地球環境の保全や生物多様性の維持、木材生産など様々な 機能を持ち、利用と保全を上手に両立させていけば永久的に利用できる身近な地域資源です。地域に即した森林利用 と環境保全はどのように実現できるのか、スイス・アルプスの森林の歴史と日本を比較しながら「豊かな森林と共生する社会」 のあり方を考えてみましょう。
経済系7 農業技術の開発と
普及
松下秀介
(准教授)
現代の農業技術の多くは国立研究機関等の公的セクターで開発され、国内外を問わず広く普及してきました。 具体的な事例を紹介しながら、農業技術開発の特徴と普及プロセス、経済発展との関わりについて、食糧問題の視点から解説します。

問い合わせ先
生物資源学類事務室
tel: 029-853-6031
e-mail: inquiry@bres.tsukuba.ac.jp

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