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卒業生からのメッセージ


 新田(東)美貴子さん 卒業年:平成12年3月
 「日本の科学者が世界を走らせる。」

 ■ メッセージ
  私が勤務する(独)科学技術振興機構(JST)は、科学技術の世界のプロデューサーです。経済の発展は、 科学技術の進歩に支えられてきたといっても過言ではありません。私たちは、こどもから大人まで多くの方々が科学を もっと身近に感じられるよう、科学者がスムースに研究をできるよう、世界に日本の情報を発信するよう、情熱と頭脳と 体力とサービス精神を持ってして仕事をしています。

研究者等と空港で(左から4番目が新田さん)   先日まで携わっていた事業はとても刺激的でした。日本と発展途上国の科学者と膝を突き合わせ、 一つの国際共同研究をいかにうまく船出させ、また具体的な成果をどのように方向づけるか。明るい未来に向けて、 有限の予算の中でどう戦略的に研究を進めるか。研究成果の権利をどう取り扱うのか。科学者だけでは、このような 実務的交渉は面倒くさく難しいところがあります。この地味で泥臭い交渉を、私たちは進めます。言葉も違えば文化も 違う土俵において仕事を進めるのは難しいこともありますが、正直、楽しいです。

  では、もともとこのような職種を知り希望していたかといわれると、そうではありませんでした。本音を言うと、 存在すら知りませんでした。
  学生時代に、自然が織りなす複雑さとそれを解きほぐす科学の面白さを知り、将来は科学者の道に進みたいと 漠然と思い、生物資源学類へ進学しました。大学院時代には、途上国の現場で研究するインターンの機会を頂きました。 しかし、その過程を通じ、科学者であり続けることの難しさ(将来にわたって科学のフロンティアを開拓しつづけるなど) を実感し、自分には適性がないと思いました。でも、科学が好き。さぁ就職だ。どうしよう。その当時、完全に自分を 見失っていました。就職活動の時期も終盤に差し掛かったころ、私は新聞でJSTの存在を知りました。なるほど。 研究をするには、たくさんのお金、契約事、成果の広報など様々なスキルが必要だ。「研究」と一口にいっても、 それを下支えする因子は3次元的に広がっていることを知り、JSTの門をたたきました。

  私は、生物資源学類での現場重視の実践的な授業が、仕事の方向性を決め、支えてくれていると思っています。 また、仕事柄、文章を書くことが多いのですが、卒業研究で文章の作成、組み立て方等を温かくも厳しく指導いただいた ことが今でも骨格として生きており、深く感謝している次第です。どんな経験も、無駄はありません。人生は長いのです。 あせらず、自分を見つめ、常に国内外を問わず社会に向けてアンテナを張っていることが大切だと思っています。

 ■ 経歴
 筑波大学を卒業後、東北大学大学院農学研究科博士前期課程へ進学。この間、JICAのインターンとして、 南アメリカで作物病害防除の活動に参加。修士修了後、独立行政法人科学技術振興機構(JST)へ就職、現在JST主査。 なお、平成21年4月より職場の国内研修制度を利用して、子育てと両立させながら某大学博士後期課程在籍中

(2009年7月現在)

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