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卒業生からのメッセージ


 吉川奈緒子さん 卒業年:平成21年3月
 「少しでも興味があることが生物資源学類にあるならば、ぜひチャレンジして下さい!」

 ■ メッセージ

 私が高校生の時、狂牛病の問題をはじめ牛肉偽装事件、輸入野菜の残留農薬問題など『食』が大きな社会問題と なっていました。食の問題を意識し、それに関する本をいくつか読む中で、私は特に遺伝子組換え食品に関心を持ちました。 遺伝子組換え食品は、私たち消費者にとって、得体の知れない不安の残る食品、というイメージをもつ方もいらっしゃるか もしれません。一方で、世界の食料危機を考えると、食料に遺伝子組換え技術を利用することは大変有効な手段となります。 私自身は、当時、様々な情報の中で、どのように遺伝子組換え食品を理解すればよいのかわかりませんでした。そこで、 遺伝子組換え技術を大学でもっと詳しく知りたいと思い、進路の方向性を決めました。幸いにも、筑波大学では、遺伝子 組換え植物に関する国内中核拠点として、充実した設備のもとで国内トップレベルの研究が進められています。

 私は現在、蔬菜花卉学研究室で、遺伝子組換えトマトの作出に携わっています。4年生の卒業研究では、"遺伝子組換え植物 を作りたい"という私の願いに叶ったテーマを頂き、大学院に進学して引き続きテーマを完結すべく、日々トマトに奮闘し ています。
 みなさんは"ミラクルフルーツ"をご存じでしょうか?西アフリカ原産の熱帯小木であるミラクルフルーツは、 その果実中に酸味を甘味に感じさせるタンパク質ミラクリンを蓄積します。私の研究では、トマトにこのミラクリン 遺伝子を組み込み、ミラクリンを蓄積する遺伝子組換えトマトを作出しています。ミラクリン蓄積トマトを利用すれば、 将来、低カロリー甘味料として、糖尿病などをはじめとする生活習慣病の予防に役立つなどの効果が期待できます。 このように、当研究室では、生産した野菜を通して、人々の生活を健康的かつ豊かにすることを目的として研究を進めており、 遺伝子組換え技術に関して、知識と技術を共に学べる環境の中で、遺伝子組み換え作物を用いて研究することが出来ます。 特に、筑波大学は、トマトをモデルとするナス科ゲノム研究の国内拠点となっていることも特筆すべきことです。それ故に、 海外からの留学生も多く、研究室にいながら様々な国の方と交流することができ、日々刺激的で楽しい毎日を過ごして います。

 実際に研究室を決定するのは大学3年生の後半なので、それまでに様々な分野に幅広く興味をもってぜひ積極的にチャレンジ してみてください!私は、大学3年間登山に夢中でした。その一方で、生物資源学類の開講する『食と緑のマイスター育成講座』 (興味のある方は生物資源学類のHPを参考にしてみてください!)に参加し、つくば市民の方と共に、食の問題を考える素晴 らしい機会を頂きました。このように、筑波大学、そして、生物資源学類は、様々なところに広く門戸が開かれ、皆さんが 想像する以上に豊かな経験ができることは間違いありません。興味のタネは大学だけでなく、友人との関わりや、アルバイト、 サークルなど多くのところにまかれています。ぜひ、筑波大学の生物資源学類で多くのタネを見つけて下さい!!

 ■ 経歴
 筑波大学生命環境科学研究科博士前期課程2年、現在在籍中

(2010年7月現在)

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