本文へジャンプ
  HOME > 入学希望の方へ > 卒業生からのメッセージ > 官公庁等への就職







卒業生からのメッセージ


 齊藤政子さん 卒業年:平成19年3月
 「自分の意思で新しい一歩を踏み出すこと。」これは大学生活で常に心がけていたことです。

 ■ メッセージ

 高校までの生活は、決められた枠の中で過ごす日々でした。多くの決まりごとの中、時には息苦しさを感じる こともありました。しかし、「決まり」の多くは親や学校が決めたことであり、自由度は低いものの、責任を求められること は少なく、甘えの許された「守られた生活」だったとも感じます。
 周囲が進路を気にし始めた頃、私も「自分のやりたいこと」について考えました。考え始めて、なかなかこれと 言ったものが思いつかず、自分の思考の狭さに愕然としました。守られた狭い世界で適当に生活してきた訳ですから、 当然のことです。
 ようやく目に留まったのは、国際協力で植樹を支援する人の姿でした。広い世界で専門性を武器に活躍している姿が、 とても輝かしく見えたのです。具体的にどうすればそのようになれるのかは、よくわかりませんでしたが、とにかく知るべき ことがたくさんあり、学びたいという意識が芽生えました。

 筑波大学に進学が決まった時、本当に嬉しかったことをよく覚えています。筑波大学は、学習環境が整い、様々な分野の 人々が集まる総合大学です。専門性を磨くにも、幅広い知識を養うにも、自分次第で無限大に可能性が広がるように 感じられました。
齊藤政子さん  ほんの少しの教養と我慢することを身に付け、新たな大学生活に望むことは「自由」でした。それは単に遊びたいと いうことではなく、「自分の意志で選択すること」、「新しい世界を開拓すること」であり、不安と緊張を感じつつも、 それが本当に楽しみでわくわくするような気持ちを持っていました。
 一人暮らしやアルバイト、サークル活動に長期休み中の旅行…様々な経験をした大学生活は本当に充実したものでした。 学業も、単に知識を重ねるだけでなく、どのように物事を捉え、それを自分の考えとしてどう発信するのかを常に考えさせられ、 新しい視点に出会う度に面白さを感じました。2年次に国際農業研修を受講し、タイへ行く機会を得ます。そこで自分の軸と なる視点を養う必要性を強く感じてからは、森林関係に重点をおいて勉強することに決めます。専攻として打ち込むべきものが 見えたことで、学生生活がより充実したものとなったように思います。
 大学にはそこら中に新しい世界が広がっていて、たくさんの新しい一歩は、その度に新しい出会いをもたらし、刺激を与え、 視野を広げてくれました。誰かに決められたり、委ねたりするのではなく、必ず自分の意思を確認することで、失敗や 後悔を自分自身で受け止めることが当たり前となり、それは自分をより成長させる方向に作用したとも感じます。

 社会人生活もまた初めての連続であり、奮起と反省を繰り返す日々が続いています。森林に対する興味が尽きず、森林関係の 仕事に就くこと志望し、林野庁に入庁しました。現在は森林官として宮崎県内の森林事務所に配属されています。 "国民の森林である国有林"の管理・経営の現場裁量を任される森林官の仕事は実に多様です。地域に暮らす人々を初め、 林業事業体、地方行政機関など自然と様々な人々と関わって仕事をします。
 学生時代、何度も講義で耳にした「森林の持つ多面的機能」について、今、様々な人々と関わり合って仕事をする中、 その知識が実感を伴うものに変化しつつあります。木材生産だけでなく、温暖化対策や生物多様性の保全など、森林に 求められるものが多様化している昨今、任させた森林のより良い姿とは何か、日々模索しています。
 「自分の意思で新しい一歩を踏み出すこと」学生時代からの心がけは、社会人となった今、なお必要なことのように感じます。

 ■ 経歴
 生物資源学類卒業後、林野庁九州森林管理局宮崎森林管理署内海森林事務所勤務

(2010年4月現在)

ページトップへ

筑波大学HOME | リンク | プライバシーポリシー